1300年の歴史を誇る温泉街の魅力 志賀高原から流れ出る横湯川に沿い、湯田中渋温泉郷最大の湯量を誇る渋温泉。 奈良時代、高僧行基により発見されて以来、千三百年の歴史をもち、戦国時代に武田信玄の隠し湯として栄えた後も、今なお古き良き情緒を残しています。 また昭和四十八年には温泉街にある共同浴場を宿泊客に無料で開放し、全国で外湯巡りの第一号となりました。
渋温泉には外湯と呼ばれる共同浴場が九つございます。渋温泉の旅館をご利用頂いた方には、無料で湯巡りできるのが、渋温泉の楽しみの一つです。それぞれ効能が違うお湯ですので、九つすべて入ると万病に効くと言われるだけでなく、九(苦)労を流すと言われ、さまざまなストレスからも解放されます。
渋温泉街には、昔ながらのお店や施設があります。温泉と言えば、射的やスマートボールなどレトロなお店が今もなお残っております。また温泉と言うとなぜか卓球。卓球台が無料で使えるスポットもあります。
温泉寺から渋高薬師にかけての裏の山道は、いくつもの神社仏閣が存在します。その裏道を祈願しながら歩けば、それぞれのご利益を頂けると言うありがたい散歩道です。ただ歩くだけでも、渋温泉街とはまた違った、季節感漂う林の小道で癒されます。
自分への旅の思い出として、ご家族やご友人へのプレゼントとして…。渋温泉には魅力あるおみやげがそろっています。 さかえやの「オリジナル味噌プリン」は、ほんのりと味噌が香る甘さひかえめのプリンです。 さかえやからほど近い松本製菓には、胡麻そばや味噌風味のおまんじゅうが充実。小古井屋の「うずまきパン」は隠れた人気商品です。個別に買ったお菓子を「いとをかし箱」に詰めれば、自分だけの詰め合わせに。「いとをかし箱」には9つまでお菓子や小物が入ります。他にも、信州の地酒や渋温泉のマスコットキャラ「しぶざるくん」グッズ、「渋温泉」のロゴが入った下駄もおすすめです。
入浴する野生の猿が見られることで有名な地獄谷温泉。横湯川の川床から湧き出す地獄谷のお湯は、渋温泉、上林温泉へも引かれています。 さかえやのお湯も、ここ地獄谷から引湯をしています。地獄谷のお湯は弱食塩泉で無色透明。神経痛や高血圧に効果があるといわれています。 国の天然記念物に指定されている「渋の地獄谷噴泉」は、噴上げる熱泉が高さ20m、温度は100℃近くにまで及びます。「地獄谷」という呼び名は、このお湯が勢いよく吹き出すようすや湯気がのぼる情景からついたのでしょうか…。