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不登校からの卒業、自己を律することができた瞬間

古橋 幹大


(ふるはし かんた)

ハウスキープスタッフの古橋幹大と言います。私は、静岡県の浜松市出身です。

私は高校時代、不登校で1年間家に引きこもっていました。

私は完璧主義だったり、自分に期待をかけすぎて、あとあとうまくいかなかったり、やっていない自分がとても嫌になるという所があります。

高校時代も医者になりたい、と思って入学したのはよかったですが、理想の自分と今の自分の成績などをみて、そのギャップに本当に自分が嫌になっていました。

そうした事もあり、高校へだんだんと行かなくなってしまいました。

学校へ行かない日々が続いていた時、祖父母が経営していた会社を精算することになりました。お金の面など本当に苦しくなり、私は、「なにをやっているんだ」と思い、働きたいと思いながらも、両親へ「働こうか?」とずっと言い出しませんでした。

この時が、16歳の時です。

その後、カウンセリングの先生のご紹介で、静岡県の三島市にある建築業のうみの塗装(現:(株)うみのワークス様)さんへ研修生として働かせてもらうことになりました。

最初の1年間は、体もついていかず、体が痛い日々が続いていました。1年間引きこもっていたのですから、仕方のないことです。当時の私は、まだ勉強ができれば自分の人生は変えられると思っていました。同級生と比較して、「いまからでも勉強をすれば間に合う」とどこか出来る自分に期待していました。しかし、いざ勉強をするとなると面倒くさくなり、結局やりませんでした。

私は、元々不登校ということもあり、気分で生きるという生き方をしていました。勉強をしたいと思いながらも、同級生や周りの子と比べていると、「嫌だな」という気持ちが湧いてきます。そんな時、目的に向かうといいよとカウンセリングの先生から教えてもらいました。私の目的は、「不登校だった自分でも価値を感じたり、幸せになりたい」ということです。

ちょうどそんなころ、さかえやでのフリースクールを知りました。そして18歳の時、カウンセリングの先生の勧めもあり、さかえやのフリースクールに入学して、高校の卒業資格を取る事にしました。仕事をしながら、避けていた高校の勉強をするというのは、少し抵抗がありましたが、不登校だった時よりも、少しは変わるかもしれない、さかえやのフリースクールだったら大丈夫かもしれないという想いから、仕事の連休を使って通う事にしました。

実際に、さかえやのスタッフの皆さんは、こんな私でも普通の人のように接してくれて、12月に行った時は、社員さんでおこなうクリスマス会にも一緒に参加させてもらえたりしました。

3年間、仕事の連休を使っての通学だったので、体力的にも大変だった時もありますが、卒業資格をもらえた時は、こんな私でもできるんだと、とてもうれしかったです。

また、両親にも卒業できることを伝えると「よかったね」と言ってくれました。

私はその時、「自分の子育てのし方が悪くて、普通とは少しちがう生活を歩ませてしまったのかもしれない、申し訳ない」とどこかで思っていた両親に対して、心のしこりを少し取る事が出来たのかなとあらためて思いました。

そういう意味でも、フリースクールを卒業したというのは、本当にこの上ない喜びでした。

そして、フリースクール卒業と同時に、さかえやへ就職することにもなりました。

そんな私が、自分の人生をよくしようと思い、1年間取り組んだことがあります。

それは、CL(※)手帳の朝6時提出でした。CL手帳とは、予定した行動と、実際の行動を記録して、その違いを見たり、内観といって、3つの事実、していただいた事実を認める・してさしあげた事実を認める・ご迷惑をおかけした事実を認めるということを毎日記録していくことなどで、建設的に生きるトレーニングツールです。

私は、毎日手帳をやっていく事で、「気分本位な自分から、目的本位の自分になりたい」ということを1年間で身につけたいと思っていました。そのため、風邪をひいても、眠くても、休日でも、どんな日でも朝の6時までにCL手帳を提出するということをやりました。やってみて思う事は、本当に大変だったということです。眠いし、なんでこんなにつらい思いをしてまでやっているんだと、何度もくじけそうになりました。そのたびに、自分のやっている目的を思いだします。

「自分の価値を発揮したい、幸せになりたい」

それを自分に毎日言い聞かせて、眠い目をこすりながら椅子に座り、CL手帳を書きました。

やりきってみて、提出時間が遅れる日もありましたが、自分のできることを精一杯やりきるということを学びました。

また、さかえやに入社して、同期の仲間もでき、多くの経験もさせていただきました。私は、もともと不登校だったということもあり、自分に価値を感じていませんでしたが、社長には、自分に価値を感じている時、人は輝くと言われました。今の私が価値を感じているか分かりませんが、不登校だったときと比べて、自分の生き方をコントロールするようになり、自分の人生を自分で作るようになってきたような気がします。これからは、両親や今まで支えていただいた人に恩返しができるように、自分をさらに成長させていきたいと思っています。

※CL・・・Constructive Living(建設的な生き方)の略。事実をベースした教育方法。

“こんな自分にも価値はある!”

古橋 幹大


【プロフィール】

  • 静岡県浜松市出身
  • 平成30年入社
  • 出身校:さくら国際高校(さかえやフリースクール)
  • 座右の銘